事故・天災というのは
どんなものもそういう思いにさせられるけど

あの津波に襲われた、津波に消されてしまった町のひとたちが
一体、なにをしたっていうんだろう……
あんな目に遭わなくてはいけない、なにをしたっていうんだろう…


縁も所縁もない場所で、知人の1人もいないところだけど
毎日毎日の報道で、正直どんどん鬱々としてきてるようで……



ここまで心が沈む、萎える…ばっかりで
“キモチレベル”の下のほうであんまり動かず…みたいな中でも
その下のほうで本来の辛口根性の針がピクっと振れた、

 『…… 一見もっともらしいけど
  この人、なんか違うんじゃない?!(憤)』



1人は、この国の首相さん。

地震後の国民への声明…だったっけ、
ごく当たり前の話をした中で
どうも耳触りが悪くてあとに残って仕方なかった、ひと言が。

首相さん『わたくしは命がけで~~~~』……

…あのひと、それから永田町にいるひとたち
実際、命かかってないでしょ……


ほんとに命かけて自分の仕事を全うして
もうあの時点で亡くなってる名も無きひとたちが
たくっさんいるのに。。。。。

地震のあとには、
命がけで被災地に入っているひとたち、
命がけで原発処理をさせられてるひとたちがいるのに。。。。。


万一、有事の時には
官邸のシェルターにすぐ逃げ込めるひとが
軽く“命がけで~~~~”なんて
口にする感性がどーよっ?!?!

“命がけ”くらいの覚悟…って意味で使うのは
ほんとに命をかけてるひとがいない時にしろ~~って

話をする顔に垂れてたのは汗…か、涙か、
はっきりしないけど、
未曾有の国難が襲ってきた時に
リーダーという立場の人間には一滴の涙も
装飾のある言葉も必要ないから
むしろ、鉄のような氷のような人間になって
粛々と難問難事に当たって突破すべきと
わたしは思ったけど、
平時でもこんな国になっていたんだから
何をか言わんや………なのか、やっぱり…って、
そういうのも、我々を鬱々とさせているんだろうな↓



もう1人、
原発処理の応援に入ったハイパーレスキュー隊の隊長さん。

任務終わった会見で、感極まっての涙……って……

大半のかたはそれこそ
「命がけで頑張ったひとの感動の涙」
「命がけで行ってくれて御苦労さまでした」……なのよね、
普通、そうなんでしょー( _ _ ;)

世間一般の評価=マスコミもそういう扱いだったし。

毎度のことで、ひねくれ体質のわたしくらいなのかな~(≧。≦)


ハイパーレスキューって、
最近ドラマの素材になることも多いのもあるせいか
ドキュメンタリーで取り上げられたり
NHK「プロフェッショナル」でも……

“特殊もの”が好きなもんだから
そういうの観て、
難関のレスキューの中の、また精鋭が“ハイパー”で
プロのなかのプロ…って認識してたから
その隊長さんが任務を終えて“泣く”っていうのが
わたし的には“え?…(-0-)”

奥様の「日本の救世主になってください」メールのエピソードまで。



レスキューのエリートのかたたち、
普通では手に負えない難度・危険度の高い現場に
つまり命がかかるようなところにも
プロとして向かうことが前提のひとたちだと
わたしはイメージしてたから
まあ、意外というか……“えっ?”だったよね。


だって、報道によれば
プロの消防じゃない
町の消防団のかたが住人を避難させるために奔走していて
津波で亡くなってるし
原発で被爆しながらず~~っと作業してるのは
ただの電力会社のひとたちでしょ・・・・・
(この電力会社も、超優良企業=東電さんじゃなくて
 最前線は下請け会社のひとだったりするらしい……?)


“ふつう”のひとが命を失くしていて
“ふつう”のひとが命をすり減らして
責任を果たそうとしているんだから
できうれば、
レスキューのプロとして
当たり前のような顔で淡々と冷静に会見して
『さすがハイパー!*!*』と思わせてほしかったわ……

……なんつうのは、
大体が“オトコ”ってもんに優しさが足りない
並びに“プロ”に対して厳しすぎる
わたしの勝手な理想の押しつけってもんか(_ _)



  ……だからよね、
    リアルな世界のオトコをなかなか好きになれない。。。。。
    あの5人は非リアルだから、心から愛せるわけで。。。。。

  。。。。。って、なんで、ここでグチってる??自分!!(呆)
































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