7.27見知らぬ乗客14時開演
初めて足を踏み入れたグローブ座の、まずはあまりのコンパクトさに仰天(*_*)

きれいな半円を描く客席で、わたしはテッペン3階席だったんだけど
コンパクトってことはすり鉢の角度がキツいわけで
真正面舞台との直線距離はかなり短かったです、
常にキツめ斜め上からのアングルだけど(^_^;)


舞台は半円皿が場面ごとにくるくる変わる作りだったけど、
どの場所になっても室内の場合は全部 大きな鏡が壁にかかっているのが、
観てるうち次第に主人公の
「狂気と無邪気・愛情と憎悪・加虐と被虐」…
鏡のむこう側とこちら側がそれらの象徴のように思えてきて。

つまり、ニノは「」の中にあるすべての感情・人格を演じきったんだよね……


幕が開いた最初から主人公がもう破壊された人格なのはすぐわかって、
だから彼の言動に感情移入することも、感動するなんて瞬間もほぼないんだけど
でも・・・あの「ママ~?ママ~?!」と半狂乱で叫ぶところ
終盤、完全に廃人になって登場したところは
胸が押しつぶされそうな、鼻の奥が泣きそうでキュウ・・・と痛くなるような
ニノの鬼気迫る演技に、人間の哀しさを痛いほど感じることができたです-_-;

これ以上はネタバレ・・・になっちゃうのかな、あの時のニノ・この時のニノ
全部、言いたいとこだけど、自主規制。。。。。。。。。。。


舞台上のニノビジュアルについては・・・
ヘアスタイルは前日のVS嵐・生放送のあれを、ビッチリオールバック。
横顔の鼻稜・こめかみのラインがいつもよりくっきり際立って見えて
・・・キレーキレーでした~~(←おいっ芝居と違うって)

そして、衣装は終始50年代のクラシックなスーツが
オトナでカッコよく似あっており、鏡同様(?)スーツの色=
黒と白の使い分けで状況がよりわかりやすくなってましたね。

あ・・・起き抜けのガウン姿というえらいイロっぽいニノも見られて
芝居から瞬間離脱⇒ニヤついているキモチ悪い嵐ヲタがおりました(爆)


舞台が2階建てになる場面も多く
ドームコンで言えば(?例えがおかしい?)トロッコに乗って
スタンド上階に近づいてくれるのと同じとでもいいましょうか・・・
ほぼ2階席・3階席と高さが同じになるので
上階席の観客にはありがたい演出でしたね^-^V


カーテンコールは4回・・・だったかと。
2回目からは、スタンディング。
2回目は1回目と逆で、まずニノ1人で登場したので
それまでの会場の我慢が一気に放出されたように
「キャア~~~~↑↑!!」・・・瞬間、嵐コンさながら。
でも、この時まで芝居を壊すような声やアクションのKYなお客はまったくおらず
この日のマナー大変よかったと思います!!

みんな、ニノの挨拶を聞くまでは・・・という共通の目的のために
鳴りやまない拍手拍手*
2回目以降、まずはニノだけが出てくるので「ひゃあ~」となるものを
ニノが一礼すると全部他のキャストを呼び込むので「あ~~ぁ」
(ここは他の役者さんにはカンジ悪かったですかね^0^;)

ニノ単独では出てこずだったけど、やっとやっと生声で
「ありがとうございました!」
これで、みんなニノの“つもり”を感じ取って終了・・・と相成りました。


今回わたしにとって、まちゃきのグリーンフィンガーズに続いての嵐メンの舞台で
でも余りに、このお芝居は内容が重くて暗くて怖くて
帰り道、ハッピーな気分で・・・とはならないし
まったくまちゃきの時とは鑑賞後感が異質なのだけど
あらためて、二宮和也という不世出な俳優の、
底知れない引出の多さに静かに感動して、
弾丸ツアーの夜行バスに揺られたわたしなのでした。











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